淀川長治を読む - 忠さん

2017/03/06 (Mon) 18:05:12
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『淀川長治　映画物語』（1996年　KKベストセラーズ）を読みました。淀川さんの好きな映画についてのおしゃべりや、映画関係者との交遊録やエピソードが何といっても面白いですね。10歳から映画に生涯を捧げようと決めた人生は半端じゃないです。本の内容は他の本でも語られているものが多いので大きな発見はありませんでしたが、一つだけ興味を持った記事がありました。「私のお気に入りの映画」の一つにアメリカの女優リリアン・ギッシュ主演のサイレント映画『散りゆく花』を例の淀川節で熱く語っていました。ギッシュが26歳の時の作品ですが、私は見ていません。私が好きな映画の一つに『八月の鯨』（リンゼイ・アンダースン監督による1987年公開のアメリカ映画）があります。それに94歳のギッシュが片意地な妹と別荘に暮らす姉の役を演じていました。ぜひとも「散りゆく花」を見てみたくなりました。淀川さんのような映画評論家も必要ですね。