映画な談話室
華氏451度 - hirop URL
2017/05/25 (Thu) 17:03:58
*.eonet.ne.jp
大学で、2年の女子と「オリジナリティ」について話していた。
そこから「メッセージ性」の話になり、「メッセージを伝えるという意味なら、ブラッドベリの『華氏451度』が面白いかも。トリュフォー監督が映画化していて、監督の最初のカラー作品であり英語作品でもあるんだよー」みたいなことに話題が向かった。
で、その学生に本とDVDを貸すことに(映画の邦題は「華氏451」)。
最近では、有川 浩の「図書館戦争」の元ネタとしても有名だけれど、原作は1953年、映画は1966年だから、その先進性に驚くばかり。
すべての書物が禁止された近未来、違法な書物を焼き払う焚書官である主人公が、書物の魅力に取り憑かれてしまう…という物語。
SF映画としてもなかなか秀逸だけれど、とにかく原作が、本好きにはたまらない。特にラストシーンは感動的。
ぜひご一読を。
当の学生の感想もまた面白かったのだけれど、それはまた別の機会に。